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柴田 恵一; 千葉 敏; 深堀 智生; 長谷川 明; 岩本 修; 石川 真*; 神田 幸則*; 河野 俊彦*; 松延 広幸*; 村田 徹*; et al.
Proc. of Int. Conf. on Nucl. Data for Science and Technol., p.904 - 906, 1997/00
高速炉の炉心核特性予測精度の評価のために、JENDL-3.2ベースの共分散ファイルを作成した。実験値を基に評価値が決められている場合は、最小自乗法を用い実験値より共分散を算出した。最も重要なU及びPuの核分裂断面積の共分散は絶対測定及び相対測定を考慮した同時評価より求めた。理論計算に基づく評価値の共分散は、計算コードに入力するパラメータの不確かさより誤差伝播則を用いて計算した。この方法により実験値が乏しい反応断面積及び中性子角度分布の誤差を求めることができた。
中村 雅弘*; 柴田 恵一
JAERI-Research 95-068, 51 Pages, 1995/10
評価済核データライブラリーJENDL-3.2に収納されている14核種について、その全断面積の分散及び共分散の推定を行った。推定には、最小自乗法に基づく計算コードを用いた。JENDL-3.2の評価の際に用いた個々の実験値の誤差情報は関連する文献より求め、GMAコードに入力した。得られた断面積の標準偏差及び相関行列が図で示されている。
中島 豊; 坪根 泉*; 水本 元治; 古田 悠*; 大久保 收二; 杉本 昌義; 河原崎 雄紀
Annals of Nuclear Energy, 16(11), p.589 - 597, 1989/00
被引用回数:8 パーセンタイル:67.28(Nuclear Science & Technology)GdとGdの中性子捕獲断面積を原研リニアックを用いて1.1から235keVまで測定した。測定結果を他の測定値およびJENDL-2と比較した。測定した中性子捕獲断面積を最小自乗法により解析し、次の平均共鳴パラメータを得た。Gdに対しては、S波中性強度関数=(3.000.28)10、P波中性子強度関数=(3.71.1)10、S波放射捕獲幅=11929eV、P波放射捕獲幅=14060eVであり、Gdに対しては、S波中性子強度関数=(2.230.57)10、P波中性子強度関数=(2.20.7)10、S波放射捕獲幅=11528eV、P波放射捕獲幅=12925eVである。
小圷 龍男*; 大部 誠
JAERI-M 84-147, 40 Pages, 1984/08
箔照射による反応率測定を有効かつ効率的に進めるためのデータ処理コードシステムを開発した。照射箔より発する線スペクトルの測定および解析を自動的に行ない、反応率分布の結果まで一貫した処理を行うことが可能となった。線スペクトルのピーク解析機能としてデータ平滑化、一次微分および二次微分によるピーク探索および非線形最小自乗法に基く関数フィッティングによるピーク面積および誤差等の算定機能を具えている。また、ピーク解析コードにより求められた実験値を用いて、核種毎の崩壊定数を決定し、時間補正および箔の重量補正を行ない反応率を求める。これらのコードは、使用言語にFORTRAN-77を用い小型計算機PDP-11/44(DEC)用に開発したものであり、最大プログラムメモリーサイズは、32Kと制約を受けている。
吉田 広; 寺田 博海; 大川 浩; 大津 洋
JAERI-M 84-108, 38 Pages, 1984/06
多目的高温ガス炉の破損燃料検出法開発の一環としてJMTRに設置されたガススイープキャプセル中で試験用の破覆粒子燃料を照射し、試料部を通過したスイープガスのヘリウムをサンプリングし、ワイヤ型プレシピテータによりその中の核分裂生成各種を捕獲し、ワイヤの計数値の減衰曲線を複数の核種の減衰を表す式に最小自乗法であてはめを行うことにより、Rb、Rb、Rc,Cs等の短半減期核種を固定し、相対量を求めた。本報告はこのデータ解析のために作成・使用した線形最小自乗法の計算プログラムと、その計算式、及び比較のため使用した非線形最小自乗法による計算プログラムを使用した結果について述べる。また両者の計算プログラムをテストした結果、求めるべき未知量の絶対値がある限度以下の時には正常な結果が得られないことが確かめられた。
小圷 龍男*
JAERI-M 84-104, 28 Pages, 1984/06
本報告書はFCAのフォイル実験に使用されているGe検出器から得られる線スペクトルを自動的に処理するためのコード「GSFIT」の内容および使用方法について記したものである。このコードは、使用言語にFORTRAN-77を用い小型計算機PDP-11/44(DEC社製)用に開発されたものであり最大プログラムメモリーサイズは32Kと制約を受けている。機能として、データ平滑化、一次微係数および二次微係数を用いてのピーク探索および関数フィッテング法によるピーク面積および誤差の算出等を具えている。関数フィッティング法による線スペクトル形状のモデル関数としてピーク部分をガウス関数、またベース部分を一次式をして与え、非線形最小自乗法によりパラメータを求めている。
高野 秀機
JAERI-M 83-075, 361 Pages, 1983/05
高速炉の核特性を精度良く予測するために群定数の作成法について研究した。共鳴エネルギー領域においては、ABBNセット等で用いられた近似計算法の精度を調べ、近似計算による誤差は1keV以下のエネルギー領域では大きく無視できないことを示した。さらに新しく多準位公式を導出し、分離及び非分離領域での共鳴間の干渉効果を調べると共に、中性子減速方程式を数値的に解いて異核種間の干渉効果を計算して核特性へ及ぼす影響を明らかにした。また重要核種な断面積に対して最小自乗法を用いて断面積の同時評価を行いJFS-2セットを作成した。このセットはENDF/B-IVやJFS-1Rより核特性予測精度が優れていることを示した。さらにJFS-2セットの群定数の概念を種々の点で改良し、JENDL-2B核データを用いてJFS-3-J2セットを作成した。このセットはNaボイド効果の過大評価を除いて、種々の核特性を非常に良く予測することが分った。
高野 秀機; 小川 真一*
JAERI-M 6372, 50 Pages, 1976/01
JAERI-Fast Setの重い核の群定数を修正するためにARCFIT-1、-2と-3の3個のコードを作成した。ARCFIT-1は実効増倍係数に対する最小自乗法フィットを用いて、各群での反応断面積を、微分測定断面積の比が保存されるように修正するコードである。ARCFIT-2はARCFIT-1で計算した修正断面積をフィッティングし、平均共鳴パラメータをサーチするためのコードである。このコードは平均共鳴パラメータの評価に有用である。ARCFIT-3はランダム・サンプリング法を用いて、個々の共鳴レベルとパラメータを発生させ、修正断面積を各群で再現する共鳴列のサーチを行う。
高野 秀機; 長谷川 明; 桂木 学
第1回トピカルミーティング報文集; 高速炉物理, p.68 - 76, 1973/00
最近の核データの不確かさが積分データに及ぼす影響がU-238,U-235,Pu-239の3つの主要核種について考察され、その効果は極めて大きいことが確かめられた。又U-238,U-235,Pu-239の分裂と捕獲断面積を1.0keVから10.5MeVまで一様に変動させて各断面積の積分データに及ぼす効果が詳しく調べられ、それらの結果を考慮して、JAERI-Fast Setの群定数修正の第1段階として主要3核種の断面積の修正を最小自乗法を用いて行った。その結果実効増倍率の濃縮比に対する勾配を解消し、一応核データの不確かさ内で妥当と思われる値を見い出すことができた。
大久保 收二; 金子 義彦; 秋濃 藤義
JAERI-M 4525, 35 Pages, 1971/06
増倍体系におけるパルス中性子実験データ処理用コードALPHA-Dを開発した。このコードはパルス中性子の投入によって生ずる増倍体系の全中性子密度から遅発中性子崩壊の部分を適正に評価除去し、即発中性子崩壊の部分をできるだけ純粋に抽出してから単一指数関数に最小自乗法によりあてはめ、即発中性子崩壊定数pを最適に決定することを目的としている。遅発中性子崩壊の成分は一点炉におけるパルス中性子の投入に対する応答をルンゲクッタ法による数値解析により求め、それの即発中性子崩壊定数を時定数とする指数関数約減衰との差分として評価するという方法を採用した。増倍体系の実験に対してこのコードによりデータ処理を行なうと従来のような遅発中性子崩壊を時間的に一定として最小自乗法を適用する場合に比較して臨界近傍においては約4% pの値が大きくなることが試験データおよびSHEにおける実験データ処理から結論された。